新車を廃車にしてみんなに顰蹙を買われました

新車

うちの兄、22歳、独身、彼女いない歴2ヶ月。18歳の誕生日からほどなくして教習所に通いだし、最短で合格、無事免許を取得することができ、免許取得の2日後に首都高を走って周囲のみんなを驚かせた。車庫入れも練習することなく一発で入れられるし、こういうのを天性と呼ぶのかもしれない。

私、20歳、独身、彼氏アリ。短大を卒業し、就職した会社で車を運転する必要がある部署に急きょ配属されたため、慌てて免許を取りに講習所へ。仮免、試験所でそれぞれ一回ずつ不合格ながらもなんとか免許取得。だけど今でも決まった道しか通れないし、駐車のときは何度も切替さないと入れられないため、後続車をイライラさせるのが常。だけどとにかく慎重、安全運転だけが取り柄。

弟、18歳、独身、彼女いない歴18年。女の子を助手席に乗せてデートがしたいという野望を叶えるべく、やはり誕生日からすぐ教習所に通いだす。実技はうまいらしいけれど、とにかく筆記が苦手な彼は試験場で一度落ち、周囲に笑われて発奮し、次の試験では無事免許を取ることができた。

彼は末っ子で負けず嫌いなところがあり、兄に対してすぐに張り合おうとする。私では全く相手にならないと思っているフシがある。免許を取れたお祝いにと、末っ子にだけ甘い両親が弟にだけ車、しかも新車を購入してあげていた。私や兄にはそんなものくれなかったし、兄に関しては自分で貯めたお金で教習所に通っていたというのに。だから弟はつけあがるんだよ、と言いたいけれど言えない私…。

とにかくその新車を、弟は免許取得後2日目に廃車にしてしまった。兄に張りあおうと首都高に乗ろうとするその道中でガードレールと接触してスピンし、大破してしまったらしい。新車を廃車にしてみんなに顰蹙を買われながらも、今度は兄が最近取った大型免許を自分も取ると言って聞かない、融通の利かないバカな弟の話である。